「自分はダメなやつだ。」と思うと本当にそうなる。
また失敗した。
また怒られてしまった。
なんでいつも自分ばかり。
どうやってもムダだ。
もう死んでしまいたい。
あなたの気持ち、すごくわかります。
私もそうでした。今もたまにそうなります。
このようなネガティヴな言葉を自分に投げているとあなたの潜在意識の中に「自分はダメな人間だから、絶対失敗する。」と刷り込まれていき、行動に少しずつ表れてしまいます。
自分は会話が苦手だ。
という潜在意識があると、人と顔を合わせてお話しすることに恐怖心を持ってしまい、顔を背け元気も無いので会話が盛り上がることはありません。そのような経験が増えることで、さらに会話が苦手という潜在意識があなたの中に刷り込まれていきます。
自分に対してマイナスな意識をたくさん持つことは、あなたの行動に自信を喪失させてしまい実際の行動があなたの思うように、失敗に近づいていってしまうということです。
ならばポジティブな潜在意識を持てば、現状は変わるのか?
はっきり言って必ずしもポジティブなことが良いとは限りません。しかし、あなたには物事をネガティヴに考えることは出来ているのです。
その能力は自分の能力を過信せず、出来る限り客観的に自分を見ることができます。そして物事の最悪のシナリオも想定することが可能なのです。
どうでしょうか。
このように聞くとネガティヴがどこかポジティブなことのように聞こえませんか?
実はポジティブとネガティヴは表裏一体で両者の距離は近いものです。ポジティブでいようとする人はネガティヴはいけないものだから、ポジティブにいなければならない、と実はネガティヴなポジティブであったり
物事を楽観視し過ぎることは良くないので、上手くいかなかった場合のことも考えよう。これはポジティブなネガティヴです。
あなたが心の底からポジティブな人間であれば、問題は無いでしょうし、この記事を読むことは無いでしょう。自分はネガティヴだと思うことは実はそれほど悪いことではありません。ネガティヴに物事を考えられることは良いことでもあります。
要はあなたの単なるネガティヴ思考を「先に繋げるネガティヴ思考」にしてしまえば良いのです。何かに取り組む際は最悪のことを考え準備する、上手くいかなかった時はこのように対処する。
ネガティヴ思考な人は実は仕事の出来る人です。失敗しない人間などいませんから、準備が出来る人が成功します。
どうか、自分はダメだと責めないで下さいね。
あなたはネガティヴが故に物事に備えることが出来ます。それはあなたの素晴らしい長所なのです。